日記 6/8
出勤早々、苦手意識を持っている先輩と喫煙所でバッティングしてしまった。
当たり障りのない世間話をされ、当たり障りのない返事で応える。
苦手な人ともコミュニケーションが取れるくらいのスキルは持ち合わせているので、上手いこと切り抜けてすぐにその場を後にした。
その後は何も起きることなく、仕事を終えた。
家に帰り、飯を食べ、シャワーを浴び、携帯をいじる。もはやこの流れがルーティン化しつつある。
何気なくSNSを見ていると、以前も書いた胸糞の悪い男のアカウントが流れてきた。
そして何故かその男の投稿を漁っていると、「こんな格好をしてくれる女の子募集」みたいな投稿が流れてきた。
その格好は、よく行くお店のお気に入りの女の子が着ると言っていた格好だった。
結局こんなもんか、と思った。
僕がどれだけ優しくしても、褒めても、好かれることはない。
仕事が安定してても、どれだけ楽しませても、結局は蚊帳の外。
僕はいつまでも、惨めなままだ。
いつまでこんなことを続けるのだろうか。
勝手に傷ついて、惨めな想いをする夜をあと何回越えればいいんだろうか。
こんなに苦しいなら、愛などいらぬ。
そんな言葉が聞こえてきそうな夜だ。