7/24
いつもより少し早く終わり、直属の上司に飲みに連れて行ってもらった。
先輩との飲み会は気疲れが多い。
お酌をしたり、切らさないよう飲み物を頼み、先輩の話を熱心に聞かなければならない。(聞くフリをして誤魔化しているが)
そして終わった後にはお礼のメールを送る。
ここまでの一連の動きときたら何者にも変え難いめんどくささがある。
そしてその場で「数年後にはこうなって、その数年後にはこうなるというプランは立ててる。期待してる」という旨のことを言われた。
正直、そっちがどうなって欲しいとか知ったことではない。勝手にレールを敷かないでほしい、とさえ思う。
その流れで、別の先輩に
「今の目標は何だ?」
と聞かれた。
正直、特に目標はない。今の仕事にやりがいもなければ、会社にずっと残るという気もないからだ。
僕は
「業務量が増えてきて、今はそれをこなすのに精一杯です」
と質問を濁した。
するとその先輩は
「そんなんではダメだ。俺は…」
と、自分語りを始めた。
僕はダシに使われたのだ。
社会とはそんなものだ。
必ず誰かは座れなくなってしまう椅子取りゲーム。
そこに人を騙す、蹴落とすといった要素も入ってくる。
あえて僕に聞いてきたのも、明確には応えられないであろうと見越してのことだろう。
先輩との飲み会は、気疲れが多い。
7/22
職場と家の往復をするだけの日々が続いている。
夜型なので、つい夜更かししてしまい、朝が辛い。
眠気がピークに達する時は、地獄である。
早くこの期間を抜け出したい。
ひたすらそんなことを考えて1日が終わる。
7/21
相変わらず仕事が忙しい。
繁忙期というだけあって、日々容赦なく仕事が押し寄せてくる。
それをひたすら処理し続ける毎日だ。
締め切りは守っているが、それ以外のところでボロが出て先輩にこっぴどく叱られる。
こういう時に「僕が100%悪いわけではない」と思うのは僕の悪い癖だが、これのおかげで保てている部分は少なからずあるように思う。
昨日、誕生日をきっかけに久しぶりに前職の同期から連絡があった。
どうやら同期が精神的に病んでしまったらしい。
そうなる前に辞めてよかったと心の底から思った。
こういうものはパチンコと同じだ。どこかで見切りをつけて次に行く必要がある。
人生というのは、どこからでも学びがあるものだ。
しかし、その同期からの「結婚して辞める」という言葉がカウンターパンチのようにずっしりと来た。
マッチングアプリに明け暮れる自分がバカらしく思えた。
いつか仕事のこと忘れられるくらいの彼女ができたらなぁなんて幻想を抱きながら、明日も仕事に向かう。