日記 6/22
以前よりは良くなった目覚めから、FFXの余韻に浸りつつ準備をして会社へと向かう。
通勤時はずっと「素敵だね」をエンドレスリピートしていた。
ストーリーを知ってからだとなお響く。
いつも通りコンビニで昼ごはんを買い、仕事に入る。
次から次へと仕事を任され、それを淡々とこなす。
社内ではあまりに黙々と仕事をすることから、「侍」というイメージが定着しているらしい。
とんでもない量の仕事に追われ、いただきたくもない異名をつけられ、「消費される日々」とはこのことかと身をもって痛感する。
移動の際、公園からシャボン玉が風に揺られて僕の方へひらひらとやってくる。
「このシャボン玉を割ってしまい、ガラの悪い親に割ったことを因縁つけられる」とか面白いな、などと思いながら1人笑みを溢す。
その後はパンクしそうなほどの仕事を押し付けられ、それを文句一つ言わずこなし、その出来が悪い、早くやれとお叱りを受ける。
なら自分でやれや。と言えるほどの度胸はない。
内に秘めた反抗心を何とか抑えながら「すいません」と謝る。
こんな毎日に嫌気が差す。
社内にいる人間全員、ストレスの矛先を誰かに向けたいのだろう。
帰社し、ジムへと向かう。
体を動かすことが精神衛生的にもいいかもしれない、と最近になって気づく。
しかし、自分の非力さに愕然とする。
理想の体へはまだまだ程遠い。
明日もまた「消費される日々」が続く。
早く現場から脱しなければ、という焦りが込み上げてくる。